フォローアップなど(3)

Q3.大腿軟部肉腫(未分化多形肉腫)の手術を受けました。先生から、治療後も定期的に通院して再発・転移のチェックをするよう言われました。どのくらいの間隔で、どれくらいの期間、通院をする必要があるのでしょうか。
 
写真荒木先生(再トリミング)回答者:荒木 信人先生
大阪府立成人病センター 整形外科
 
 
 
 
 
A.一般的に軟部肉腫の手術後の定期検診については、施設によって幅があるのが現状です。
さらに、もともとの病気がどれくらいのスピードで、どのくらいまで大きくなったのか、あるいは顕微鏡で観察した結果で分裂のスピードがどうか、血管への侵入があるかどうか、など、悪性の度合いによっても再発や転移の生じやすさは異なります。

 
再発や転移を生じる可能性の高い時期は、それらの情報を元に勘案しますが、未分化多形肉腫の場合は比較的進行の早い腫瘍なので、半年から3年くらいの間に再発してくることが多いと考えられます。
従って、少なくとも3年くらいまでは3,4ヶ月に一度の検診は欲しいところです。
その後の検診については徐々に間隔を明けて、5年くらいで半年に1回、さらにその後は年に1回でも良いと思われます。

 

さらに、いつまで通院するのかについては定まった基準は無く施設によってまちまちですが、10年以上経過してから再発するのは非常にゆっくりの腫瘍以外は稀ですので、未分化多形肉腫であれば10年以上は不要と思います。
 

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最終更新日: 2016年7月23日